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[魔女の宅急便]ジジが話せなくなった理由は?ラストも喋れないまま?

目次

 

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『魔女の宅急便』が
3月27日に金曜ロードショーで放送されます。

 

今回は、
『魔女の宅急便』のジジが話せなくなった理由や、
ラストも喋れないままなのはなぜなのか

記事にしていきたいと思います。

 

 

RYOKOです。こんにちは。

 

金曜ロードショーでジブリをするのが
久しぶりな気がします。

 

昔は夏も冬もジブリをしているイメージでしたが、
最近はスタジオ地図のアニメ映画も
有名になってきていますし、
ディズニー映画も強いですよね。

 

実写化が公開されるときに
だいたい金曜ロードショーでアニメも再放送してくれています。

 

けどジブリは何回も見ていますが、
何度でも見たいと思ってしまう映画です。

なので何度でも金曜ロードショーで
放送してくれるんでしょう。

 

ジブリファンにとってはうれしい限りです!(^^)!

 

冒頭で上述した内容の記事を書いていきますので、
ぜひご覧になってください!!(^^)/

 

 

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[魔女の宅急便]ジジが話せなくなった理由は?

 

 

物語の途中で、
急にジジが人語を離せなくなるシーンがあります。

 

キキも

 

「何よ。ネコみたいなふりしちゃって。」

と言っていました。

 

 

そこでキキはまさか!というかのように
ほうきにまたがります。

 

飛ぼうとしても飛べなくなってしまいました。

 

 

ジジが話せなくなった理由としては、
キキの魔法が弱くなってしまったからです。

 

 

ジジが話せなくなったというよりは、
キキが人語として聞き取れなくなったということのほうが
正しい気がします。

 

 

ではなぜキキの魔法は弱ってしまったのでしょう??

 

 

結論からいいますと、
キキは現実ではなかなかうまくいかないことが多いと
精神的に参ってしまっていたからです。

 

 

 

キキは今まで家族や友達に囲まれながら
何不自由なく過ごしてきました。

一人前の魔女になるための訓練として、
1年間別の街で修行をしなければいけないというのが
魔女のしきたりとなります。

 

今まで順調に進んできていましたが、
すべてが順調にいくというわけではもちろんありません。

 

 

キキが期待していた新しい街には、
オソノさんやウルスラみたいに
親切にしてくれる人にも出会いましたが、
しょっぱなからおまわりさんに怒られたり、
トンボの友達にも笑われたりします。

 

 

自分で稼がなければいけないため、
しばらくはホットケーキで我慢をしたりと
今までは母のおいしいごはんを食べられていたけど
1人暮らしとなると自分で作らなければいけません。

 

もしかしたら少しはホームシック
あったのかもしれませんね。

 

 

 

一番のきっかけはにしんのパイ事件でしょう。

 

トンボからホームパーティのお誘いがあったのですが、
仕事をし始めたキキはその日に限って
2件も宅急便の仕事が入っていました。

 

1件目は重たい荷物を運び、
2件目は優しいおばあさんからニシンのパイを
孫のために届けるという仕事です。

 

 

途中で大雨が降ってきて、
荷物を必死に守り、ずぶ濡れになりながら
ニシンのパイを孫に届けます。

 

 

その会場がトンボが誘ってくれたパーティで、
その孫がトンボの友達のあまり好きになれない子でした。

 

その孫の一言。

「あたし、このパイ嫌いなのよね。」

 

 

心を込めて作ったニシンのパイが
喜んでくれるであろう孫に嫌いと言われて
キキは唖然としてしまいます。

 

 

 

パーティにも間に合わないし、
一張羅の服は雨でずぶ濡れだし、
その日は辛いことが重なりました。

肉体的にも風邪をひいてしまい、
精神的にも辛くなっていたんです。

 

何をしてもうまくいかない、
思い通りにいかない世の中を知って、
自分の無力さを痛感しました。

 

自分にはやっぱり魔女としての力はない、
独り立ちもできない、
何もかもうまくいかない、

というネガティブな感情が
いっぱい産まれてきてしまったと思います。

 

 

思春期にはよくあることだとは思いますが、
魔女のキキはそれが魔法に
顕著に表れたのだと推測します。

 

その魔法の影響で、
ジジとも話ができなくなってしまったというわけです。

 

 

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[魔女の宅急便]ジジはラストも喋れないまま?

 

 

その後、キキは魔法を取り戻して飛べるようになりました。

 

そのままジジとも話ができるようになったのかと思いましたが、
ラストでもジジは喋れないままでした。

 

 

魔法は取り戻したのに
どうしてジジとは喋れないままだったのでしょうか??

 

 

それは、キキが「少女から大人への成長」
遂げたからだと宮崎監督もコメントしています。

 

 

 

魔法が使えなくなり、空を飛べなくなったキキは
それを生業にしていたわけですから
生きていくためには魔法を取り戻さなければいけません。

また飛べるように必死に練習もしたし、
ほうきが折れたので新しいほうきを作ったりもしました。

 

自分で努力はしてもどうしようもないはがゆさが
描かれていました。

 

 

そこにお助け舟のウストラがやってきます。

 

ウストラも絵を描くときにスランプになることがありました。

そこでは、自分の能力が発揮できないだけでなく、
人間関係や壁にぶちあたったときも含めた
あらゆる意味のスランプ
を意味します。

 

 

そうなると、どうしてそうなったのか
向き合って考えることとなりますが、
うまくいかないことやできないことに囚われていたら
その問題から脱出することはできません。

 

ならば自分にできることを少しずつしよう!という
結論に至るわけです。

 

 

そのようなポジティブな考えに方向が向けば
自然とスランプは抜け出せることができます。

 

キキも自分のできないことを受け止めて、
ポジティブに物事を考えるようにすることで
スランプを抜け出せるだろうと考えます。

 

 

 

そこに、トンボの飛行船事件ですね。

 

ポジティブな考えになってきたキキは
トンボの危機に立ち向かうことで
後押しをされたんだと思います。

 

そして、他人の普通のモップを使って
魔法を使って空を飛ぶことに成功します!

 

 

この普通のモップというのがみそだと私は思います。

ほうきはいわばキキの周りの環境を
表していると考察します。

 

 

自分の愛用のほうきで飛べるのは当たり前、
自分のほうきは自分に好意を示してくれている
周りの人々を表しています。

また、デッキブラシは街の人で
キキに対してあまりよい対応をしていない人たちを
表しています。

 

自分のほうきで飛ぶ、つまり
オソノさんやウストラ、ニシンのパイの
おばあさんのように
自分に好意的な態度をとってくれる人と
接するのは簡単ですが、

 

他人のデッキブラシ、つまり
街の若者たち、ニシンのパイの孫娘、おまわりさんなど
キキ自身のことを受け入れてくれない人とも
うまく対応していくということを
表現しているのではないかと思います。

 

 

自分のことを受け入れてくれる人と
うまくやっていくのは簡単ですが、
そうでない人たちともうまくやっていくことを
覚えたと暗喩しています。

 

これがちょっとした
「少女から大人への成長」です。

 

 

今まで周りの人たちから受け身として
成長してきましたが、
受け身だけでは知らない土地で1人で生きていくのは
難しく、自分から歩み寄る姿勢が大事です。

 

キキは気に入らない人がいると、
プイッと扉を閉めてしまう癖があります。

 

そこを一歩歩み寄れば
新しい世界が開けるはずです。

 

 

キキはそれに自然と気づき、
自分から歩み寄ろうとし、
良い関係を築いていければいいと思ったのでしょう。

 

 

 

しかし、モップで空を飛び、魔力が戻った後も
ジジは人語を喋れないままでした。

 

それでもキキはそのことも
受け止めているような自然な対応を
とっていました。

 

キキはおそらく諦めたのではなく、
ジジと人語で話をすることができなくても
お互いに意思疎通できることがわかったんだと
思います。

 

 

この魔女の宅急便の中での「自立」というのは、
「1人で生きていく」ことだけではなく、
「世間の冷たさに背を向けるのではなく、
キキにとって好意的でない人でも歩み寄って、
お互いを理解し合って、うまくバランスをとって、
ポジティブに生きていく」ということも含まれているのではないでしょうか。

 

ジジの人語がわからなくなることは
魔法の衰えではなく、キキの精神的な成長を表しているといえます。

 

 

[魔女の宅急便]ジジが話せなくなった理由まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

『魔女の宅急便』のジジが話せなくなった理由は
キキの魔法が弱くなったからでした。

 

ラストも喋れないままなのは、
キキがちょっと少女から大人への成長を遂げたので
人語をしゃべらなくても意思疎通できると
思ったからです。

 

 

素敵な物語ですよね。

 

こういった細かい疑問があるので、
ジブリはやっぱり面白い映画だと思います。

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

 

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