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かぐや姫の物語 捨丸は最低?ラストの再会で妻子持ちにした意味を考察

目次

こんにちは。RYOKOです。

 

今度2018年5月18日に金曜ロードショー

「かぐや姫の物語」が放送される予定です。

 

「竹取物語」を原作として作られているようですが、

内容は一緒なんでしょうか?

 

原作ではなかった「捨丸」というキャラクターがいます。

 

やっぱり、原作と全く一緒だと

日本中のみんなは内容知ってますもんね(;^△^)

 

ちょっと原作に手を加えて、

新しいかぐや姫の物語として

楽しめるようにしたんじゃないかなと思います。

 

今回は、その捨丸の妻子持ちの設定と意味について

記事にしていこうと思います。

 

 
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かぐや姫の物語の捨丸の設定

 

 

名前:捨丸(すてまる)

声 :高良健吾

 

なんと声優はあの高良健吾さんだったんですね!

イケメンの捨丸にはイケメンの声優ですね(笑)

 

捨丸は、原作とは異なるかぐや姫の物語

オリジナルのキャラクターとなります。

 

田舎暮らしをしていたときのかぐや姫の友人の中の1人で、

子供たちのリーダー格存在でした。

そのときは13歳という設定でした。

 

みんなからは「捨丸にいちゃん」 と呼ばれて親しまれていました。

この頃からおそらくかぐや姫に恋をしていたのでしょう。

 

かぐや姫が都に移り住んだあと、

捨丸も都で泥棒のようなことをしているシーンもあります。

 

その後、ラストのほうでかぐや姫と出会うときは、

妻子持ちの設定になっていました。

 

 
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かぐや姫の物語の捨丸は最低?ラストの再会のシーンを考察

 

口コミで、捨丸は最低…という声も多くありました。

なぜ捨丸は最低と言われているのでしょうか?

 

1番の原因は、ラストのかぐや姫との再会で、

妻子がいるのにも関わらず、

かぐや姫と一緒に逃げようとしたからです。

 

かぐや姫は都で、帝にひどい思いをさせられ、傷ついており、

月に帰りたいと願ってしまいました。

 

故郷に戻ると、捨丸と偶然再会をし、

かぐや姫は捨丸となら幸せになれたかもしれないと思いましたが、

「もう遅すぎる、逃げられない」と言っています。

 

それでも「お前と逃げたい」と捨丸は言ってしまうんです。

 

このときに、みている人は

 

えっ?妻と子供は?

それは言ったらだめでしょ!?

 

となる人もいると思います。

実際、私も思いました…

 

それで、2人は両想いのようになって、

不思議な力で空に舞い、手をつないで抱き合いました。

 

けど、空に月が現れたとき、2人は離れ離れになり、

捨丸はその出来事を夢として認識します。

そのあと、捨丸は妻子のもとに戻っていきます。

 

結局はかぐや姫とは結ばれず、平穏な日常に戻ることになりましたね。

 

ちなみにかぐや姫は妻子持ちということは知りません。

 

 

かぐや姫の物語の捨丸を妻子持ちにした意味を考察

 

捨丸が独身であれば、かぐや姫と結ばれてハッピーエンド♡

になるのでは?という質問も多くありました。

 

そこをあえて妻子持ちに設定した意味を考えてみたいと思います。

 

結論からいうと、捨丸はかぐや姫の物語の

キャッチフレーズ「罪と罰」を語るのに

大きな役割を果たしていると考えます。

 

辛い現実を生き抜いていく地球人としての

人間そのものを表しているのではないでしょうか。

 

 

いつも頼りがいのある優しい「捨丸にいちゃん」。

かぐや姫でなくても惹かれるほどの魅力を持っています。

そんな捨丸だから、月日がたてば妻子がいて当然です。

 

そんな平凡な人生に、再度きれいに成長したかぐや姫が現れると、

つい昔の恋心が復活してしまいましたね。

 

かぐや姫も同じ思いだったのですが、

そこでハッピーエンドになってしまえば、

原作の話と変わってしまいます。

 

原作に忠実に行くのであれば、

やっぱりかぐや姫は月に帰らないといけませんよね。

 

捨丸がかぐや姫をあきらめる理由の一つとして、

妻子持ちに設定をしたのではないでしょうか。

 

また、月の人たちは地球は穢れていると考えています。

そして、かぐや姫の物語は、様々な人の醜い穢れが表されています。

 

帝のかぐや姫への強引な行動や、

翁の、金持ちになったがための都での贅沢な暮らしなど。

 

捨丸もその一つの例として、妻子持ちにも関わらず、

妻子を捨ててかぐや姫と逃げる決心をするという

穢れを表しているのではないでしょうか。

 

月の人たちからすると、人を好きになるという感情自体が

穢れに相当するのでしょう。

 

かぐや姫には人を好きになる「罪」と

絶対に結ばれない運命の「罰」を経験することとなります。

 

完全に月の人たちの思惑通りに物事が進んでいきました。

かぐや姫に辛い思いをさせて罪と罰を与える、

いわゆる月の人たちの出来レースの物語となりました。

 

その罪と罰が捨丸の存在で

あらわになったのではないでしょうか。

 

関連記事はこちらになりますのでぜひご覧ください。

かぐや姫の物語の内容と裏話とは?走るシーンやラストのお迎えを考察

 

かぐや姫の物語の捨丸に関するまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

捨丸を妻子持ちに設定した理由は、

原作と同じラストにするためと、

かぐや姫の罪と罰を助長したかったためではないかと考えます。

 

ジブリは奥が深く、考えさせられる映画ですので、

捨丸の役割については、人それぞれいろんな意見がありました。

今回の記事は、そのなかでも私がしっくりきた意見をまとめています。

 

ぜひかぐや姫の物語を見て、

自分なりの解釈を探し出してくださいね。

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

 
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